2021年ショパン国際コンクール第5位入賞を果たし、これまでのイタリア人女性としての最高位に輝く。
イタリアのパドヴァ生まれ。2010年にワルシャワで開催されたショパン国際ピアノコンクールでは素晴らしい音楽性と美しいサウンドを評価され「ジャニナ・ナウロッカ賞」を受賞。12歳でパドヴァ音楽院を優秀な成績で卒業し、ラウラ・パルミエリに師事。第16回ブゾーニ国際ピアノコンクールのファイナリストであり、17歳でセルジオ・ペルティカローリの指導の下、ローマの国立サンチェチーリア・アカデミーを首席で卒業し、ハンブルクでリリヤ・ジルベルシュタイン、イタリアではイモラ国際ピアノアカデミーにてボリス・ペトルシャンスキーに師事。また、カーネギーホール、マリインスキー劇場、サル・コルトー(パリ)、ナショナル・フィルハーモニー(ワルシャワ)、フェニーチェ劇場、マルタ・アルゲリッチ・プロジェクトなど、世界各地の重要なコンサートホールやフェスティバルにも出演している。また、ソリストとしてヴェネチア・フェニーチェ劇場管弦楽団、パドヴァ・ヴェネト管弦楽団、ヴェローナ・アレーナ管弦楽団、ミラノ・スカラ座管弦楽団、ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団、シンフォニア・ヴァルソヴィア、など多くのオーケストラと共演し、ヤツェク・カスプシク、アンドレア・バッティストーニなどの指揮者と共演している。室内楽にも熱心で、フォルテピアノ・トリオやデュオ・ピアニスティコ・ディ・パドバで定期的に演奏しており、AMARトリオのメンバーとしてイタリア音楽ジャーナリスト協会の名誉ある「アッビアーティ賞」を受賞した。また、ショパンのピアノ協奏曲2曲、シューマンの青少年のためのアルバム全曲など、多くのCDを録音してしている。